Harper の完全に統合されたパイロット スケール炭素ファイバー システムは、お客様が、サンプリングと試験のため、今までよりも多量ではあるものの、フル スケールの 生産ライン よりは少ない量を生産することを必要とする場合に合わせて、特に調整された特徴と条件を有しています。
例として、オークリッジ国立研究所 (ORNL) の炭素ファイバー技術センター (右の写真) に設置された最新の毎時 4.3kg ラインは、12k × 4、または 3k × 16 など、合計で最小 48k の少量トウ サイズのラインを適合させたもので、設計中心の高度な炭素ファイバー パイロットの機能を実現しています。
お客様の研究および事業上のニーズがどのようなものであっても、Harper は、今日の目標と明日のスケール アップの必要をサポートする完全に統合されたラインを開発します。例として、ORNL のパイロット ラインは、カスタマーの代替前駆体開発のニーズへの対応を促進する、さらに高度な機能を備えるものとして設計されています。ニーズとしては次のようなものがあります。 :
- マットまたはフェルトの製品形式に合わせた オーブン と ファーネス でのベルト輸送
- 小負荷時のスリップを防止する、駆動パスバック ローラー
- 代替の前駆体を使用する場合のための、高度な腐食耐性を持つ内部構造
- 独立した 3 方向のエアフロー
の詳細 – オークリッジ国立研究所のパイロット ライン事例
炭素ファイバー処理ラインにおける多くの処理ステップをリンクさせる Harper のユニークな能力は、最も 効率の高いパフォーマンス を実現できるようにします。炭素ファイバーの市場において弊社がリーダー的な位置を占めていることがその証拠となっています。最初の材料取扱いから最終的な製品収集に至るまで、Harper をパートナーとして作業していけば、最もシームレスでスムーズなプラント運転が可能になります。プロセス統合のエキスパートとして、弊社の様々な訓練を受けたチームは、お客様が特有の技術的な目標を達成し、性能と効率が最大のラインを実現するよう支援する点で、特に適した立場にあります。
Harper ではラインの規模を問わず、お客様のニーズに合わせてカスタマイズされた トレーニング、サービスおよび保守点検オプション を提供していますこうしたサービス以外にも、事業や設備の運転を円滑に進め、進化する装置や新たな装置の要件に適合させるための継続的かつ迅速な対応は、業界でも広く知られています。
加えて Harper は、規模拡大やプロセス開発を支援する目的で、装置へ投資する前にテストを行うことを必要とするお客様に 試験用施設 を用意しています。 これは他の処理ライン プロバイダとは異なるソリューション提供の一環です。
小規模な科学研究ラインから本格的な製造体制までの、重要な炭素ファイバーのスケール アップ過程を生き生きと描いた 動画をご覧ください 。また、炭素ファイバー処理の商業化における全段階で Harper が提供する包括的なテクノロジーに関するサイトもご覧ください。 :
マテリアル ハンドリング
弊社では、材料輸送に伴う問題に対して、個々のユニットの操作ではなく、包括的な見地から対処します。原材料から製品包装に至るマテリアル ハンドリングの設計に関するノウハウを生かし、優れた機能性を確保しながら、スループットの最大化、最小限の廃品排出、一貫した品質の維持を実現しています。また、クリール ステーション、巻取機、ドライブ スタンドのほか、コーム、モイストナー、スプレッダー バー、バイパス ローラー、センタリング ロール システムといったマテリアル コンディショニングなど、多彩な材料供給および処理ソリューションを提供しています。
事前事後処理およびマテリアル コンディショニング
Harper のエンジニアは、多様な溶液を用いた事前事後処理やマテリアル コンディショニングの経験が豊富です。従来の手法でも、化学や電気化学、プラズマやガス処理を伴う新しい手法でも、化学的調製やコンディショニングに伴う流出溶液の最小化と処理を慎重に管理します。ラインにシームレスに統合されるテクノロジーを設計し、技術、事業面の目的達成をサポートします。
熱式ユニット
炭素ファイバー産業の誕生以来、Harper では熱処理テクノロジーの標準となるファーネスや酸化オーブンをはじめ、他社の製品ラインには見られない研究規模、パイロット規模、製造体制規模の幅広い熱式装置を提供しています。世界レベルの材料メーカー向けに優れたカスタム装置を考案する長年の実績と実践に基づき、極めて厄介な熱処理に対処するソリューションを設計する基盤を備えています。
詳細はこちら – ファーネスのテクノロジー
詳細はこちら – 酸化オーブンのテクノロジー
ガスの処理および取り扱い
Harper では、ガスを処理し、取り扱う際にいくつかの方針を念頭に置いています。排ガスの放出や処理を 環境に配慮した方法, で管理することを重視するだけでなく、回収したエネルギーをプロセス内で再利用することも慎重に検討します。
詳細はこちら – ガスの処理および取り扱い
完全統合型の制御システム
Harper では、お客様の事業に携わる最初の段階から、細部にこだわり、設備がどのように運転されるのかを念入りに検討した上で製造プラントを慎重に設計します。作業の 効率性, と製品品質の向上を目的とする作業順序 (SOP) の作成は、制御部門にお任せください。完全統合された弊社のシステムは、あらゆるプロセス装置を 1 つの集中制御システムに接続して、それぞれ孤立した制御プラットフォームではなく、同一の制御プラットフォーム上ですべて機能する協調型のプラントとして運転させます。
詳細はこちら – 完全統合型の制御システム
[/fusion_builder_column][/fusion_builder_row][/fusion_builder_container]