プロセスの効率性、製品品質、運転の最適化を重視した Harper の 3M および 4M 炭素ファイバー ラインは、製造規模における最適な選択肢です。毎時わずか数キロから年間数トンもの生産へと成長した世界各地のメーカーをサポートしてきた Harper では、長年にわたる炭素ファイバー製造設備の経験で培った独自のノウハウを生かし、プロセスの各段階を結び付け、最大限の効率性を備えたシームレスで流動的なラインを提供します。
Harper では、炭素ファイバー市場の成長を促すために、コア テクノロジーの進歩に専心しています。たとえば、弊社の 酸化オーブン の設計は、他のテクノロジーとは一線を画す次のような特長があります。 –
- 廃ガス処理から回収される再利用エネルギーを最大化する設計強化
- プロセスの高度な最適化を実現する計装および制御の先進技術
- 効率的な加熱量を最大化し、室内空気の侵入や煙突効果を大幅に低減するエンド シール
こうした先進技術により、エネルギー消費量が 1/3 から 1/2 に削減可能です。
Our design enhancements in LT および HT ファーネス のエンド シール、断熱性、大気制御、パージ チャンバーの設計強化により、一定の最適温度に維持できると同時に空気侵入が最小限に抑えられ、プロセスの気体流が均一化されるため、優れた性能が実現します。弊社では、このような設計機能を十分に活用していただけるよう、プロセス エキスパートが積極的にお手伝いさせていただきます。製品の品質目標を達成し、 リソースを最大限に活用 する 計画的かつ予測的な運転作業 の実現をサポートすることが弊社の目標です。
昨今のエネルギー市場や環境規制によって、天然ガスを燃料とする熱処理装置に極めて優位な状況が生じています。幅広い業界や用途向けに信頼性の高い燃焼加熱処理装置を製造してきた実績に基づき、Harper では製造規模のガス燃焼式炭素ファイバー ファーネス、オーブンのほか、サイジング乾燥装置や空気汚染処理装置など、天然ガスの利点を生かす革新的な設計に取り組んでいます。ガス燃焼式装置は投資コストがかさみ、設置場所によって投資回収 (ROI) に差が生じることがありますが、北米では電気加熱式装置と比較して回収時期が 2 年も早いことが確認されています。世界でも燃料ガスが高額な地域では、熱回収のオプションを実装して効率性を高めることが可能です。
Harper ではラインの規模を問わず、 Pulse™ プログラム. を通じて、お客様のニーズに合ったトレーニングや保守点検オプションをご用意しています。こうしたサービス以外にも、事業や設備の運転を円滑に進め、進化する装置や新たな装置の要件に適合させるための継続的かつ迅速な対応は、業界でも広く知られています。
小規模な科学研究ラインで貴重な炭素ファイバーが誕生し、本格的な製造体制に至る過程の 動画をご覧ください 。また、炭素ファイバー処理の商業化における全段階で Harper が提供する包括的なテクノロジーに関するサイトもご覧ください。 :
マテリアル ハンドリング
弊社では、材料輸送に伴う問題に対して、個々の単位操作ではなく包括的な見地から対処します。原材料から製品包装に至るマテリアル ハンドリングの設計に関するノウハウを生かし、優れた機能性を確保しながら、スループットの最大化、廃品の最小化、一貫した品質の維持を実現。また、クリール ステーション、巻取機、ドライブ スタンドのほか、コーム、モイストナー、スプレッダー バー、バイパス ローラー、センタリング ロール システムといったマテリアル コンディショニングなど、多彩な材料供給および処理ソリューションを提供しています。
事前・事後処理およびマテリアル コンディショニング
Harper のエンジニアは、多様な溶液を用いた事前・事後処理やマテリアル コンディショニングの経験が豊富です。従来の手法でも、化学や電気化学、プラズマやガス処理を伴う新生の手法でも、化学的調製やコンディショニングに伴う流出溶液の最小化および処理を慎重に管理します。ラインにシームレスに統合されるテクノロジーを設計し、技術・事業面の目的達成をサポートいたします。
熱式ユニット
炭素ファイバー産業の誕生以来、Harper では熱処理テクノロジーの標準となるファーネスや酸化オーブンをはじめ、他社の製品ラインには見られない研究規模、パイロット規模、製造体制規模の幅広い熱式装置を提供しています。世界レベルの材料メーカー向けに優れたカスタム装置を考案する長年の実績と実践に基づき、極めて厄介な熱処理に対処するソリューションを設計する基盤を備えています。
詳細はこちら – ファーネスのテクノロジー
詳細はこちら – 酸化オーブンのテクノロジー
ガスの処理および取り扱い
Harper では、ガスを処理および取り扱う際にいくつかの方針を念頭に置いています。排ガスの放出や処理を 環境に配慮した方法, で管理することを重視するだけでなく、回収したエネルギーをプロセス内で再利用することも慎重に検討します。
詳細はこちら – ガスの処理および取り扱い
完全統合型の制御システム
Harper では、お客様の事業に携わる最初の段階から、細部にこだわり、設備がどのように運転されるのかを念入りに検討したうえで製造プラントを慎重に設計します。効率性, と製品品質の向上を目的とする作業順序 (SOP) の作成は、制御部門にお任せください。完全統合された弊社のシステムは、あらゆるプロセス装置を 1 つの集中制御システムに接続して、それぞれ孤立した制御プラットフォームではなく、同一の制御プラットフォーム上ですべて機能する協調型のプラントとして運転させます。
詳細はこちら – 完全統合型の制御システム[/fusion_builder_column][/fusion_builder_row][/fusion_builder_container]